LPを作り直したのに配信できなかった。原因はLPじゃなかった。
LPを丸ごと作り直したのに配信できなかったことがあります。
原因はLPじゃなかった。ドメインが審査上すでに死んでいた。
広告の審査はLP単体じゃなく、ドメインの履歴ごと見られます。過去に違反があったドメインは、中身を変えても通らないことがある。これを知らないまま制作に入ると、完成してから配信できないという最悪のパターンに陥ります。
ドメインレピュテーションという見えない壁
Google広告もMeta広告も、LPの内容だけでなく、そのLPが置かれているドメインの信頼性を評価しています。
過去にそのドメインで薬事法違反のページを出していた、スパム的なコンテンツを配信していた、あるいは別の広告主が同じドメインで問題を起こしていた。こういった履歴がある場合、ドメインそのものが「要注意」としてマークされています。
この状態で新しいLPを作っても、審査は通りません。審査はページの中身だけを見ているわけではないからです。
実際に起きたケース
クライアントのLP改善案件で、デザインもコピーもオファーも刷新した新しいLPを納品しました。ところがいざ広告を出そうとしたら審査が通らない。
何度修正しても通らない。内容には問題がない。ポリシー違反も見当たらない。
原因を掘ったら、過去にそのドメインで別のサービスの広告を出していた時期があり、その際に審査違反の履歴が残っていたことが判明しました。
結局、新しいドメインを取得して、そこにLPを移設することで解決しました。制作費と移設作業の時間、両方が余計にかかった形です。
LP制作の前に確認すべきチェックリスト
・そのドメインで過去に広告を出したことがあるか
・過去に審査落ちした履歴がないか
・ドメインのWHOIS情報が正常か
・SSL証明書が有効か
・過去に別の事業者が使っていたドメインではないか(中古ドメインの場合は特に注意)
特に中古ドメインを使っている場合は要注意です。前の所有者が広告で問題を起こしていた場合、そのレピュテーションを引き継いでしまう可能性があります。
代理店はこの問題を事前に指摘するか
正直に言うと、ドメインのレピュテーションまで確認してからLP制作を提案する代理店は少ないです。
理由はシンプルで、代理店側の業務フローに「ドメインのレピュテーション調査」が組み込まれていないことが多いからです。LP制作の受注が決まって、納品して、さあ広告を回そうとなって初めて審査落ちが発覚する。
これは代理店が悪いというよりも、業界全体の仕組みの問題です。ただ、発注者としてはこの手前の確認を自分でできるようになっておくと、余計なコストと時間を防げます。
手前の確認を怠ると全部無駄になる
LP制作は安くても数十万円かかります。その投資が「ドメインが死んでいた」という一点で全部無駄になるのは、あまりにもったいない。
制作に入る前に5分でいいのでドメインの状態を確認してください。Google Search Consoleでの手動対策の有無、過去の広告アカウントでの審査履歴、ドメインのサイテーション状況。これだけでリスクの大半は回避できます。