Advantage+をオフにする方法|予算・オーディエンス・配置・クリエイティブ別の手順

Advantage+をまとめて止めるスイッチはありません。予算・オーディエンス・配置のどれかを絞り込むと、その部分に「Advantage+ オフ」と表示されます。広告の見た目を自動で変える機能は、それとは別に、広告ごとにオン・オフを切り替えます。どこを外すと何が止まるのかを分けて考えれば、必要な部分だけ手動に戻せます。
Meta広告で新しくキャンペーンを作ると、多くの場合、最初からAdvantage+の推奨設定で始まります。配信先も、見せる相手も、広告の見た目も、AIに任せた状態です。
これを止めたいとき、どこか1か所を切り替えれば済む、と思われがちです。実際は違います。止める場所は4つです。
どこで何をすると止まるのか。Metaのビジネスヘルプセンターに書かれている条件をもとに整理しました。
目次
Advantage+は1つのスイッチではない
Advantage+は、AIでキャンペーンを最適化する製品の総称です。キャンペーン全体を任せるものと、1つの工程だけを任せるもの。大きくこの2つに分かれます。
| まとまり | 中身 |
|---|---|
| キャンペーン全体 | Advantage+ セールス・アプリ・リード獲得キャンペーン |
| 予算 | Advantage+ キャンペーン予算 |
| オーディエンス | Advantage+ オーディエンス、カスタム・類似・詳細ターゲット設定を提案として使う機能 |
| 配置 | Advantage+ 配置 |
| クリエイティブ | Advantage+ クリエイティブ、Advantage+ カタログ広告 |
キャンペーン画面の「Advantage+ オン」「Advantage+ オフ」の表示を決めるのは、このうち予算・オーディエンス・配置の3つだけ。クリエイティブの自動調整は、この表示とは別の管理です。
キャンペーンが「Advantage+ オフ」になる条件
どの操作でオフに切り替わるのか、Metaの公式ヘルプに具体的な条件があります。
| 場所 | オンのまま | オフになる |
|---|---|---|
| 予算 | キャンペーン予算を使う。広告セットごとの上限予算を設定してもオンのまま | 広告セットが複数あり、キャンペーン予算を使っていない |
| オーディエンス | 選んだ条件を「提案」として使う | 「広告のリーチをさらに限定」を選ぶ、または「提案として使用する」のチェックを外す |
| 配置 | Advantage+ 配置を使う | 配置を1つでも除外する、モバイルかデスクトップをオフにする |
1か所でもオフになれば、そのキャンペーンはもうAdvantage+ オンではありません。表示は項目ごとに出るので、どこが原因かはすぐ分かります。
オーディエンスを絞りたいとき
オーディエンスの設定は「制御」と「提案」の2種類。ここを混同すると、絞ったつもりで絞れていない、ということが起きます。
提案は、制限ではない
年齢、性別、詳細ターゲット設定、含めるカスタムオーディエンスは、初期状態では「提案」として扱われます。たとえば性別に女性を指定しても、反応しそうだとAIが判断すれば、男性にも配信されます。
本当に指定した人だけに届けたい場合は、「広告のリーチをさらに限定」を選ぶか、「提案として使用する」のチェックを外します。この操作で、オーディエンスはAdvantage+ オフになります。
オフにせずに絞れること
地域、最低年齢、除外するカスタムオーディエンス、言語は「制御」にあたり、指定した範囲の外には配信されません。最低年齢を25歳まで上げることと、カスタムオーディエンスを除外することは、Advantage+をオフにせずにできます。
既存の顧客を外したい、未成年に出したくない、といった目的なら、オーディエンスのAdvantage+を切る必要はありません。ターゲティングの種類ごとの使い分けは、Meta広告のターゲティングの種類と使い分けで書いています。
配置を絞りたいとき
配置は、広告セットの設定で配置を1つでも除外するか、モバイルかデスクトップのどちらかをオフにすると、Advantage+ オフになります。
ただし、アカウント全体で特定の配置を避けたいだけなら、広告アカウントの設定にある「アカウント制御」を使う方法があります。Metaは、アカウント制御を使ってもキャンペーンのAdvantage+の状態には影響しない、と明記しています。
配置を絞るべきかどうか自体は、商材と成果の出方で変わります。実際に絞った例はMeta広告の配置は絞るべきかにまとめています。
クリエイティブの自動調整を止めたいとき
Advantage+ クリエイティブは、アップロードした画像や動画、テキストを、反応しやすい形に自動で調整する機能です。Metaは、一部の調整が初期設定でオンになることがあり、いつでもオフにできると説明しています。
公式ヘルプに並んでいる調整は30種類を超えます。明るさとコントラストの調整のような軽いものから、背景生成、画像生成、テキスト生成、翻訳のような生成AIを使うものまであります。生成AIを使う項目には「AI」のラベルが付いています。
広告をまとめてオフにする手順
複数の広告で同じ調整を止めたい場合は、一括編集が使えます。
- 広告マネージャの「広告」タブを開く
- 対象の広告にチェックを入れる
- 「編集」の横のメニューから「Advantage+ クリエイティブ」を選ぶ
- 「選択したすべての広告を編集」で「編集」を押す
- 止めたい調整のチェックを外し、「公開」か「下書きとして保存」を押す
一括編集できるのは、選んだ広告のフォーマットがすべて同じ場合だけです。画像と動画が混ざっていると使えません。
オフにする前に考えること
Metaは、Advantage+ オーディエンスを使った場合、結果の単価が下がる可能性があるとしています。数字は目的によって違い、売上やアプリの宣伝では7.2%、認知では14.8%です。
これはMeta自身の数字で、どの商材にも当てはまるわけではありません。逆に言えば、オフにして成果が上がるか下がるかは、自社のアカウントで比べるまで分かりません。
おすすめは、すべてを一度にオフにしないことです。オーディエンスだけ、配置だけ、と1か所ずつ外して、ほかの条件をそろえて比べます。一度に複数を変えると、どれが効いたのかが分かりません。
まとめ
Advantage+をオフにする場所は、予算・オーディエンス・配置・クリエイティブの4つに分かれています。キャンペーンの「Advantage+ オフ」表示は前の3つで決まり、クリエイティブの自動調整は広告ごとに切り替えます。
年齢の下限や除外オーディエンス、アカウント制御のように、Advantage+を切らずに使える制限もあります。止める前に、本当に切る必要があるのかを確かめてください。
参考にした公式情報(Metaビジネスヘルプセンター):どのような場合に「Advantage+ オン」または「Advantage+ オフ」になるか / オーディエンス制御とオーディエンスの提案について / Advantage+ クリエイティブについて / Advantage+ クリエイティブのエンハンスを一括編集 / Advantage+ オーディエンスについて(いずれも2026年10月14日時点)
よくある質問
Advantage+をまとめてオフにするボタンはありますか?
ありません。キャンペーンの「Advantage+ オン」表示は予算・オーディエンス・配置の3つで決まり、どれか1つを絞り込むとオフになります。広告の見た目を自動で変えるAdvantage+ クリエイティブは、広告ごとに別で切り替えます。
年齢を絞るとAdvantage+はオフになりますか?
最低年齢を25歳まで上げることは、Advantage+をオフにせずにできます。年齢を「提案」ではなく制限として指定し、「提案として使用する」のチェックを外した場合はオフになります。
アカウント全体で配置を避ける設定をすると、Advantage+はオフになりますか?
なりません。広告アカウントの「アカウント制御」は、キャンペーンのAdvantage+の状態に影響しないとMetaが明記しています。広告セットで配置を除外した場合はオフになります。