マーケ担当ひとりで消耗していた私が、AIと分業して月の作業時間を38時間削減した話

この記事の結論

ひとりマーケの業務効率化は、業務を考える仕事と処理する仕事に分類し、処理する仕事の7割をAIに設計し直すことで実現します。ClaudeやNotion AIにレポート作成や競合調査を任せ、浮いた時間を戦略や数値分析に集中投下する。この再設計だけで、月の作業時間を38時間削減できます。

半年前の自分は、正直限界でした。
正社員で勤めながら、副業としてレポート作成、競合調査、コピー案出し、バナー指示書、効果検証。これをすべてひとりで、週5日こなしていました。

本業も残業が月平均60時間を超えていて、土日に仕事を持ち込むことも当たり前になっていた。「これ以上は無理だ」と本気で思っていた時期があります。

ひとりマーケ担当の方はわかると思いますが、相談できる環境もない。上司に言っても「人が増やせない」の一言で終わる。代理店に任せようにも予算が足りないか、信頼できる先を探す時間すらない。

そこで試したのが、AIを使った業務の再設計です。

何を変えたか

やったことは3つだけです。

① 業務を「考える仕事」と「処理する仕事」に分類した

1ヶ月分の業務を全部書き出して、2種類に分けました。

書き出してみると、自分の時間の6割以上が処理する仕事に使われていることがわかりました。

② 処理する仕事の7割を、AIに設計し直した

たとえばレポート作成。以前は数値をExcelで整理→コメントを書く→スライドに落とすという流れで、1本あたり3〜4時間かかっていました。

今は数値のエクスポートとClaudeへの貼り付けまでが自分の仕事で、そこから先はAIがコメント案・改善提案・翌月の仮説までまとめてくれます。自分がやるのは確認と微修正だけ。

同じことをコピー案出し・競合調査サマリー・バナー指示書でも設計し直しました。

③ 浮いた時間を「考える仕事」に集中投下するルールを作った

これが一番大事です。時間が浮いても、意識しなければまた処理業務で埋まります。

だから意識的に、浮いた時間をクライアントの戦略会議・数値分析・新施策の提案に使うようルールを設けました。

使ったツールと実際の使い方

AIにそのまま投げても使えるものは来ません。「誰に・何を・どう伝えるか」の前提を自分が設計して渡す必要があります。この設計が最初は手間ですが、一度作ればずっと使えます。

結果

月の作業時間が38時間削減されました。週あたり約10時間。

残業は月平均60時間から22時間まで落ちました。

副次的な変化として、クライアントへの提案の質が上がりました。処理に追われていたときは「とりあえずこの数値を出して終わり」になりがち。時間に余裕が出ると「この数値の背景にある原因は何か」まで考えられるようになります。クライアントの反応も変わりました。

同じ状況の方へ

AI活用と聞くと、プログラミングが必要とか専門知識がいると思われがちです。実際はそうではなく、自分の業務を棚卸しして渡せる形に設計するだけです。

まずは1ヶ月分の業務を書き出して、考える仕事と処理する仕事に分けるところから始めてみてください。処理する仕事の割合の高さに、きっと驚くはずです。

よくある質問

AI活用にはプログラミングの知識が必要ですか。

必要ありません。自分の業務を棚卸しして、AIに渡せる形に設計するだけです。専門知識よりも前提を整理して渡す作業が中心になります。

まず何から始めればいいですか。

1ヶ月分の業務を全部書き出し、考える仕事と処理する仕事に分けることから始めてください。処理する仕事の割合の高さに気づくはずです。

どんな業務をAIに任せられますか。

レポートのコメント生成、コピーのバリエーション展開、競合記事の要約、バナー指示書のたたき台などです。処理する仕事の多くが対象になります。

どのツールを使えばいいですか。

Claudeをレポートやコピー、競合分析に、Notion AIを議事録整理に、Canva AIをバナー展開に使い分けています。用途ごとに向くツールが違います。

AIに任せると質は下がりませんか。

むしろ提案の質は上がりました。処理に追われず数値の背景まで考える時間ができるため、クライアントの反応も変わります。

浮いた時間はどう使えばいいですか。

意識的に考える仕事へ集中投下してください。ルールを決めないと、浮いた時間はまた処理業務で埋まってしまいます。

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