LP改善チェックリスト。CVRを上げるために確認すべき項目を優先順に解説

この記事の結論

LP改善は、計測→ファーストビュー→オファー→フォーム→信頼要素の順で進めます。この順番を守る理由は、改善効果の大きさと直せる確実さがこの順に高いからです。いきなりボタンの色を変えても数字は動きません。まず計測を整えて離脱ポイントを特定し、影響の大きい上流から1要素ずつ検証していくのが、CVRを確実に上げる改善の回し方です。

LPのCVRが上がらないので改善したい。でも何から手をつければいいか分からない。ボタンの色を変えたり、キャッチコピーを少しいじったりしてみたけれど、数字が変わらない。こうした相談は非常に多いです。

LP改善がうまくいかない一番の原因は、やることの順番が間違っていることです。効果の小さいところから手をつけてしまい、影響の大きい部分を後回しにしている。あるいは、そもそも今どこで離脱しているのかを把握しないまま感覚で直そうとしている。これでは数字は動きません。

この記事では、LP改善で確認すべき項目を優先順位順にチェックリスト化しました。上から順に見ていくだけで、影響の大きい改善から着手できるようになっています。代理店で数多くのLPを改善してきた経験から、実際に効いた順番で並べています。

改善の優先順位は上流から。この順番に理由がある

まず全体の順番を示します。LP改善は次の5ステップの順に進めてください。

ステップ1. 計測(どこで離脱しているかを数字で把握する)

ステップ2. ファーストビュー(最初の画面で読み手をつなぎ止める)

ステップ3. オファー(何を提示するか。CTAの中身)

ステップ4. フォーム(最後の入力ハードルを下げる)

ステップ5. 信頼要素(実績・口コミ・保証で不安を消す)

この順番には理由があります。上にある要素ほど、改善したときの影響が大きく、かつ多くの人が通過する場所だからです。

ファーストビューはLPに来た全員が見ます。ここで7割が離脱するなら、いくらフォームを改善しても、そもそもフォームまでたどり着く人がいません。逆にフォームは、そこまで来た数%の人にしか関係しません。だから影響の大きいファーストビューを先に直すのが合理的です。

そして全ての前提が計測です。今どこで人が離れているかを知らずに改善するのは、目隠しで的を撃つようなものです。まず計測から始めてください。

ステップ1: 計測。改善はここから始まる

H2の結論を先に言うと、計測が入っていないLPは改善できません。何が悪いか分からないからです。まず次を確認してください。

特に重要なのがヒートマップとスクロール率です。これを見ると、読み手がどこで読むのをやめたかが一目で分かります。ファーストビューで大半が離れているのか、途中の説明で飽きているのか、フォームの手前まで来て諦めているのか。離脱ポイントが分かれば、直すべき場所が自ずと決まります。

感覚で「たぶんキャッチコピーが弱い」と決めつけるのが一番危険です。実際に見ると、キャッチではなく読み込み速度で離脱していた、というケースは珍しくありません。まず数字で離脱ポイントを特定してください。

ステップ2: ファーストビュー。ここで大半が決まる

ファーストビューはLPで最も重要な場所です。ここで読み手が「自分に関係ある」と感じなければ、その先は読まれません。次を確認してください。

ここで見落とされがちなのが、広告とLPの一貫性です。広告で「初回半額」と打っているのに、LPのファーストビューでその話が出てこない。これだけで人は離脱します。クリックした瞬間に期待した情報が目に入るかどうかが、ファーストビューの合否を分けます。

広告文・遷移してくるキーワード・ファーストビューの見出しは、同じメッセージで揃えてください。この一貫性がCVRに与える影響は、デザインの細部より遥かに大きいです。ここがズレていると、他を直しても数字は動きません。

ステップ3: オファー。何を提示しているか

オファーとは、読み手に何を差し出すかです。CTAのボタン文言だけでなく、その中身が魅力的かどうかを見ます。

よくある失敗は、まだ検討段階の読み手にいきなり「購入する」を求めてしまうことです。温度感が上がっていない人には、無料相談や資料請求といった軽い一歩の方が押されやすいです。読み手がどの段階にいるかを想像して、求める行動の重さを合わせてください。

また、今行動する理由がないLPは後回しにされ、そのまま忘れられます。期間限定・数量限定・初回特典など、今動く理由を1つは用意しておくと、迷っている人の背中を押せます。

ステップ4: フォーム。最後のハードルを下げる

ファーストビューとオファーを通過し、いよいよ申し込もうとした人が最後に止まるのがフォームです。ここでの離脱は本当にもったいないので、徹底的にハードルを下げます。

フォーム改善で最も効くのは、項目数を減らすことです。項目が1つ増えるごとに離脱は増えます。後から営業で聞ける情報を、フォームで無理に取ろうとしていないか見直してください。まず接点を持つことが目的なら、名前とメールだけでも十分なことは多いです。

また、フォームのどの項目で人が離れているかは計測で特定できます。特定の項目で離脱が集中しているなら、その項目が原因です。電話番号の入力で離脱が多いなら任意にする、といった具体的な打ち手が見えてきます。

ステップ5: 信頼要素。不安を消して最後の一押し

ここまで来た読み手は、行動する気持ちはありつつ、本当に大丈夫かという不安を抱えています。その不安を消すのが信頼要素です。

信頼要素は、抽象的だと効きません。「多くの方にご利用いただいています」より「導入3,200社」の方が信じられます。口コミも、名前や属性のない絶賛より、具体的な悩みと変化が書かれたものの方が刺さります。数字と具体性が信頼を作ります。

信頼要素を最後に置いているのは、上流に比べて改善の影響が相対的に小さいからです。ただし、高額商材やBtoBでは信頼要素の重みが増します。扱う商材によっては、この項目を前倒しで強化する判断もあります。

改善の回し方。1要素ずつ検証する

チェックリストで直すべき箇所が見えても、一度に全部変えてはいけません。改善は1要素ずつ検証します。

理由は単純で、複数を同時に変えると、どれが効いたのか分からなくなるからです。ファーストビューとフォームを同時に変えてCVRが上がっても、次に活かせる学びが残りません。1つ変えて、数字を見て、効いたかを確認する。この繰り返しが改善を積み上げます。

改善を回す手順

1. 計測で最も離脱の大きいポイントを1つ特定する

2. そこに対する仮説を立て、1要素だけ変える

3. 十分なアクセスが溜まるまで待って数字を比較する

4. 効いたら残す、効かなければ戻す。次のポイントへ進む

注意点として、判断は十分なデータが溜まってから行ってください。数十件のアクセスで「上がった下がった」と判断すると、単なる偶然に振り回されます。ある程度のコンバージョン数が溜まるまで待つことが、正しい改善判断の前提です。

LP改善は魔法ではありません。影響の大きい上流から、離脱ポイントを数字で特定して、1つずつ直す。この地道な順番を守ることが、結局CVRを最も確実に上げる道です。今日はまず計測が入っているかの確認から始めてください。

よくある質問

LP改善は何から始めればいいですか?

まず計測から始めます。ヒートマップやコンバージョン計測を入れて、どこで離脱しているかを数字で把握しないと、正しい改善はできません。

LP改善の優先順位はどう決めますか?

計測→ファーストビュー→オファー→フォーム→信頼要素の順です。上流ほど通過する人が多く、改善の影響が大きいため、この順で進めます。

ファーストビューで一番重要なことは何ですか?

広告文とファーストビューの一貫性です。クリック直後に期待した情報が目に入らないと離脱します。広告と見出しのメッセージを揃えてください。

フォームの改善で最も効くのは何ですか?

入力項目を減らすことです。項目が1つ増えるごとに離脱は増えます。後から営業で聞ける情報は、フォームで無理に取らないのが基本です。

CVRが上がらないとき、まずどこを疑うべきですか?

計測でファーストビューの離脱率を確認してください。多くの場合、最初の画面で大半が離れています。ボタンの色より先にここを見ます。

LP改善は複数箇所を同時に変えてもいいですか?

避けてください。同時に変えるとどれが効いたか分かりません。1要素ずつ変えて数字を確認し、学びを積み上げるのが正しい回し方です。

信頼要素はどう見せると効果的ですか?

具体的な数字で見せます。「多くの方に」より「導入3,200社」の方が信じられます。口コミも具体的な悩みと変化が書かれたものが刺さります。

改善の効果はどのくらいで判断すればいいですか?

十分なコンバージョン数が溜まってから判断します。数十件のアクセスで判断すると偶然に振り回されるため、データが溜まるまで待ってください。

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