CASE 01【美容サロン業界】
CPAではなく「継続して通う顧客」から逆算する。店舗別の投資判断で、稼働率の低い店舗のスタッフ稼働率を約10%改善
新規予約のCPAを競う運用から、顧客の継続と店舗ごとの収益性を基準にした広告投資へ。どの店舗から投資するかを分析で決め、小さく検証してから広げました。

約10%改善
稼働率の低かった店舗のスタッフ稼働率全体のROAS改善にもつながりました。
- 業種
- 美容サロン業界
- 企業形態
- 複数の直営店舗を展開する企業
- 支援領域
- マーケティング戦略設計、広告運用、顧客分析、商圏分析、店舗別の広告投資戦略
- 主な指標
- CPA、ROAS、顧客継続率、LTV、店舗別のスタッフ稼働率
- 主な広告媒体
- Google広告、Yahoo!ディスプレイ広告、Meta広告、TikTok広告、LINE広告
- STATUS
現状
新規予約のCPAを主な指標に、複数の代理店がCPA改善を競う体制。店舗ごとに継続率とROASにばらつきがあった。
- ISSUE
課題
低いCPAで予約を獲っても、継続して来店しなければ店舗の収益は改善しない。
- DECISION
判断
課題を「継続来店につながる顧客の獲得」に置き直し、投資する店舗を分析で選ぶ。
- ACTION
実施
継続顧客の特性を配信とクリエイティブに反映。優先店舗で小さく検証し、他店舗へ広げる。
- RESULT
結果
稼働率の低かった店舗でスタッフ稼働率を約10%改善。全体のROAS改善にも寄与。
01 — Background
企業概要・事業背景
複数の直営店舗を展開する美容サロン企業です。Google・Yahoo!のディスプレイ広告やMeta・TikTok・LINEなどを使い、新規顧客の予約獲得を目的とした広告配信を行っていました。
広告運用の主な指標は新規予約のCPAで、複数の広告代理店がCPA改善を競い合う構造でした。一方で、店舗ごとに顧客の継続率やROASにばらつきがあり、直営店舗それぞれの売上をどう伸ばすかが課題になっていました。
美容サロン業界では、初回の施術価格を下げて来店のハードルを下げ、その後の継続利用で収益を確保するモデルが一般的です。
02 — Issue
本質的な課題
これまでの運用では、新規顧客をいかに低いCPAで獲得するかが重視されていました。しかし、初回予約を低いCPAで獲得できても、その顧客が続けて来店しなければ、店舗の収益性は改善しません。
そこで課題を、「CPAを改善すること」から「継続来店につながる、質の高い顧客を獲得すること」へと定義し直しました。さらに、店舗ごとに経営状況や商圏が異なるため、全店舗に同じ施策を展開するのではなく、店舗単位で投資効率を判断する必要がありました。
REDEFINE — 評価軸の置き直し
新規予約のCPA
どれだけ安く初回予約を獲れたか。代理店同士がこの数字を競う。
継続来店と、店舗ごとの収益性
獲得した顧客が通い続けるか(LTV)。店舗ごとの稼働率とROASで投資を判断する。
03 — Analysis
分析・戦略設計
次の観点から、店舗別の分析を行いました。
- 各直営店舗のスタッフ稼働率
- 各店舗のROAS
- 各店舗の顧客の継続状況
- 店舗ごとの商圏の特性
- 商圏内の潜在顧客・顕在顧客の推定母数
- 継続して通っている既存顧客の行動特性
分析結果をもとに、広告投資による改善余地が期待できる店舗を優先して選定しました。全店舗に一斉に展開するのではなく、優先度の高い店舗から小規模なテストマーケティングを行い、検証結果を踏まえて他店舗へ広げる戦略をとっています。
STEP — 段階的な投資の進め方
店舗別に分析
- 稼働率
- ROAS
- 継続状況
- 商圏
投資する店舗を選ぶ
広告で改善余地が期待できる店舗を優先する
小規模にテスト
優先店舗で配信とクリエイティブを検証
他店舗へ広げる
検証結果を踏まえて対象を広げる
04 — Action
具体的な実施施策
いまも継続して通っている顧客の行動特性を分析し、顧客セグメントを整理しました。その結果をWeb広告の配信最適化に活かし、継続利用につながる可能性の高いユーザーの獲得を目指しました。あわせて、顧客の特性に応じた広告クリエイティブの検証も行っています。
各店舗の稼働状況や商圏を踏まえて投資対象の店舗を選び、テスト結果をもとに施策を改善しながら、対象店舗を広げていきました。
05 — Result
成果
稼働率の低かった店舗で、スタッフ稼働率を約10%改善しました。全体のROAS改善にもつながっています。
店舗の実態に合わせて広告戦略を設計したことで、新規予約の獲得だけでなく、店舗の稼働状況や収益性まで考えた集客ができるようになりました。特に、全店舗で一斉に始めるのではなく、優先する店舗から検証していく段階的な投資の進め方について、評価をいただきました。
06 — Value
この事例が示すこと
Web広告の運用効率の改善にとどまらず、顧客のLTV、店舗の稼働率、商圏の特性、店舗別のROASを踏まえてマーケティング戦略を設計できること。
複数店舗を展開する事業者に対して、「どの店舗に優先して投資すべきか」という経営判断につながる分析と戦略立案を支援できること。
07 — For You
こんな企業様に
- 複数の店舗や拠点を持ち、拠点ごとに成果の差がある企業
- 新規獲得のCPAは下がったのに、売上や利益が伸びない企業
- リピート・継続利用で収益を上げるビジネスを展開している企業
- 広告予算をどこに優先して配分すべきか迷っている企業
守秘のため、企業名は公開していません。写真はイメージです。
CONTACT
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分析・戦略策定・施策の実行は、必要に応じて別途ご提案します。



